寝香水の魅力と使い方を徹底解説!香水の新しい楽しみ方に出会えるおすすめ寝香水5選
寝るときに着るものは?
シャネルのNo.5よ。
What do I wear in bed? Why, Chanel No.5, of course.
-Marilyn Monroe

あまりにも有名なこの言葉。
マリリン・モンロー自身の持つイメージとも重なる、なんともセンシュアルで記憶に残る名言ですよね。
シャネルのNo.5をさらに世に知らしめたとも言われるパワーのある言葉です。

そして同時に、寝香水の魅力に気づかせてくれる言葉でもあります。
今回は、そんな寝香水の魅力とおすすめの香水5選をご紹介いたします。

寝香水の魅力って?意外な効果をご紹介

ここからは、寝香水の魅力や効果についてご紹介していきます。

寝香水とは、ベッドに入る直前に香水を纏ったり、ルームウェアや寝具に香りを纏わせること。
香水はもちろんのこと、ピローミストや柔軟剤など柔らかい香りのものも最近よく目にするようになりました。
毎朝の外出前につける香水とは違い、プライベートな時間に香りをつけるので、本当に自分の好きな香りを贅沢に楽しむことができます

1.朝起きた時に、香りの純粋なラストノートを楽しむことができる

香水には、トップノート、ミドルノート、ラストノートがあります。

大体トップノートが香るのは5分から長くても30分、
ミドルノートが30分から1時間、
ラストノートは本当に最後に感じるベースの香り。

毎朝香水をつけたときに意識するのはトップノートですが、寝香水では朝起きた時にラストノートがふんわり香るのが新鮮です。
実はトップノートよりもラストノートの方が好きだった、などいつもの香水にも新しい発見があるかもしれません。
また、つけたての香りが苦手な方にも、ほんのり残り香を楽しめる寝香水がおすすめです。

2.好きな香りを就寝前に纏うことでリラックスできる

香りは、五感の中で一番早く脳に届きます。その時間、わずか0.2秒。
脳に香りがアクセスすることで、副交感神経が優位な状態に切り替わりやすくなり、自然とリラックスモードで過ごすことができます。

3.香りで時間をデザインする。オンオフをはっきり区別できる

この香りをつけたらリラックスする時間、などとオンオフを区別するために使うことも。
すぐに頭を切り替えることが難しい時には、ぜひ香りの力も借りてみてくださいね。

寝香水におすすめの香水5選

「共感覚」の世界へ誘う
耳で香りを聴き、鼻で音を嗅ぐ L’Orchestre Parfum(オーケストラパルファム)


画像出典:noseshop

創業年・国
2017年・フランス
価格帯
6,600円から27,500円
ポイント
・一流の楽器職人が作り出す楽器の音色やリズムからインスパイアされて香りを創り上げるブランド
・ギター、トロンボーン、ピアノなどそれぞれの楽器をテーマに香水をクリエーションしている

まどろみを表現したピアノ曲。
心落ち着くミルキーな白檀の旋律を楽しむ香水

L'Orchestre Parfum

L’Orchestre Parfum(オーケストラパルファム) Piano Santal(ピアノサンタル)

白檀の香りにあふれる大聖堂の中にいるように、美しい旋律をまどろみながら楽しみたい香り。
非現実的なピアノの旋律が誘う、夢の中をイメージして生まれた香水。ウッディな白檀をミルキーに作り上げたのが特徴的な香りです。
ピアノサンタルは、その名の通りピアノがテーマの香水です。ほんのり温かみのある、ミルキーで滑らかな白檀をお楽しみいただけます。


参考価格:27,500円税込
※2023年11月24日時点の情報です。

「香水はまさに、究極のアクセサリー。」
女性の美しさや在り方を追求したブランド
CHANEL(シャネル)


画像出典:FASHION PRESS

創業年・国
1921年・フランス
価格帯
11,000円から50,600円
ポイント
・初めてフローラルではなく合成アルデヒドを香調に用いたブランド
・1909年ファッションブランドとして創業し、21年からフレグランス、コスメなどのあらゆるビューティアイテムが現在も多くの人に愛されている
・メンズの香水も多数発表している

世界で一番売れたと言われる香水。
シャネルが思う新しい女性像をフローラルではなくアルデヒドで表現

no5
画像出典:CHANEL 公式サイト

CHANEL(シャネル) No.5

「香水をつけない女性に未来はない」「香水はまさに究極のアクセサリー」などと、数多くの香水にまつわる名言を残したシャネル。メゾンを象徴する香りとなったNo.5は、シャネルが表現したかった新しい女性像を、フローラルではなく合成アルデヒドをたっぷり使うことで表現した革新的な香水でした。
1921年5月5日、5番目の試作品であったこと、そしてシャネルのラッキーナンバーでもあった「5」から名付けられたと言われますが、当時長いのが当たり前だった香水の名前を端的にNo.で表現したことからもセンセーショナルなアイテムに。

それまで、ジャスミンやスズラン、アイリスなど具体的なフローラルノートで作られてきた香水が、「ミステリアス」「エレガンス」などの抽象的なイメージで表現されるきっかけとなった世界初のアルデヒドノートとなります。マリリン・モンローが「寝るときに纏うのは、シャネルのNo.5だけ」と残した名言も聞いたことがある方も多いかもしれませんね。


参考価格:13,750〜25,630円税込
※2023年11月6日時点の情報です。

パリジェンヌが生涯に一度は愛する香水。
フランスで生まれた老舗フレグランスメゾン
CARON(キャロン)


画像出典:CARON 公式サイト

価格帯
14,850円から35,200円
ポイント
・1904年に誕生したフランス老舗フレグランスメゾン
・パリジェンヌが一生に一度は愛すると言われる、古き良き伝統を守りながらも未来への挑戦を絶やさないブランド
・メルヴェイユーズコレクションが代表的。フローラルやタバコノートを得意とする

レザーの渋みをアクセントに。
ローズとコーヒーの魅惑的なコントラストを楽しむ香水

blenheim bouquet

CARON(キャロン) Rose Ebene(ローズエベーヌ)

タバコノートが得意なキャロンらしいノート。深みのあるローズにコーヒーの渋さのある甘味が重なって、寝る前につけるのにぴったりなゆったりとした滑らかさのある香りに仕上がっています。


参考価格:18,700〜35,200円税込
※2023年11月26日時点の情報です。

世紀を超え今なお多くの人に愛される
不朽の名香ブランド
GUERLAIN(ゲラン)


画像出典:GUERLAIN 公式サイト

創業年・国
1828年・フランス
価格帯
10,340円から66,000円
ポイント
・創業から現在に至るまで1000を超える香水をクリエーションした伝説のブランド
・フランス皇室御用達のフレグランス大御所ブランド
・100年以上愛される名香のリバイバルはもちろん、2023年には最高峰フレグランスをリニューアルするなど新しいクリエーションも次々と生み出している
・ボトルにはクリスタルブランド「バカラ社」のものを採用。芸術品のように美しい香水を製作

ダイアナ妃も愛した、ゲランのアイコンフレグランス。
フルーティなピーチにパチュリでスパイスを加えた神秘的な香水

Houbigant
画像出典:FASHION PRESS

GUERLAIN(ゲラン) Mitsouko(ミツコ)

今から100年以上も前に生まれた名香。ジャポニズム流行下のフランスでジャック・ゲランが小説『ラ・バタイユ』のヒロイン“ミツコ”に着想を得て作った香水と言われています。世界で初めてピーチを香りに用いた香水でもあり、フルーティーなシプレーノートとしても随一と呼べるほどの作品です。
第一印象はフランスのマダム。ピーチやローズの女性らしさに、パチュリやスパイスがエッジを効かせたミステリアスな印象の香りです。


参考価格:18,590円税込
※2023年11月6日時点の情報です。

自分の表現を自分で作り上げる「自由」を提案する
ニッチフレグランスメゾンの代表格
Diptyque(ディプティック)


画像出典:Diptyque 公式サイト

価格帯
3,190円から31,240円
ポイント
・1961年に誕生したフランスのニッチフレグランスメゾン
・調香師ではなく、3人の画家、劇場監督、インテリアデザイナーが創業したのが特徴
・始まりは香水ではなく、インテリア雑貨やキャンドル。現代のクリエーションにもそのDNAが垣間見える

パリの建築規範とアール・ヌーヴォーへのオマージュ。
数多の表情を持つパリという都市を複雑なシプレーで表現した香水

missdior
画像出典:Diptyque 公式サイト

Diptyque(ディプティック) Eau Capital(オーキャピタル)

ローズ、ベルガモット、パチュリ…エッフェル塔やバラ、渦巻装飾などパリの建築物やアール・ヌーヴォーへの賛辞を香りで表現した香水。シトラス、フローラル、ウッディと移ろうシプレーノートを使うことで、数多くの表情を持つパリという都市を見事に表現しています。
この香りのラストノートがとても好きで、よく使います。バラと言っても少し男性的なアコードで表現しているのでバランスが良く、寝香水として使うとなんとなくパリのアパルトマンの一角で目覚めたような、そんな気持ちにさせてくれる香りです。


参考価格:27,390円税込
※2023年11月26日時点の情報です。

最後に

最後までご覧いただきありがとうございました。

今回は、寝香水の魅力や効果、おすすめ5選をご紹介いたしました。
いつも使っている香水に、新しい魅力や好きな香調を発見できれば嬉しく思います。