まるで水のような。
-Issey Miyake
1990年代に発表され今もなお多くの人に愛されるアクアティックノートの先駆け、ISSEY MIYAKE(イッセイミヤケ)の「ロードゥイッセイ」を本日はご紹介いたします。
シンプルで、純粋かつ明快。
日本三代ファッションブランドの一つ「ISSEY MIYAKE(イッセイミヤケ)」とは
革新的なデザインで日本三代ブランドの一翼を担うブランド。
洋服を「一枚の布」と捉えたイノベーティブなクリエーションが特徴
ISSEY MIYAKE(イッセイミヤケ)は、1970年に日本で創業した、革新的なデザインと布へのこだわりをクリエーションに反映した国内屈指のファッションブランド。
ヨウジヤマモト、コムデギャルソンと並んで、日本三代ブランドに肩を並べます。
ファッション界においてその名前は広く知れていますが、実はその世界観はフレグランスにおいても美しいノートで表現されています。
1992年に、イッセイミヤケの初めての香水L’eau d’ISSEY(ロードゥイッセイ)が誕生しました。
直訳すると、「イッセイの水」。
みずみずしく透明感のあるアクアティックノートはここから生まれたといっても過言ではない、象徴的な名香をご紹介いたします。
ISSEY MIYAKEフレグランスの歴史を簡単にご紹介
ここでは、ISSEY MIYAKE(イッセイミヤケ)のパフュームシリーズを簡単にご紹介します。
4つのロードゥイッセイ
イッセイミヤケのパフュームシリーズには、4つのロードゥイッセイが登場しています。
レディースラインに最も有名な「L’eau d’ISSEY(ロードゥイッセイ)」、メンズバージョンの「プールオム」、他にも、ロードゥイッセイをより女性らしいピオニーのノートで表現した「ピオニーインテンス」、より男性らしいベチバーのノートで表現した「ベチバーインテンス」。
水を表現した香水とはいえ、シリーズの中で、より自分の好みに合うものも見つかりそうですね。
ISSEY MIYAKE parfumsはこちらから
画像出典:LATELIER DES PARFUMS 公式サイト
・1992年に初めてアクアティックノートを生むなど、香水においても前衛的なクリエーションを発揮。天才調香師ジャック・キャバリエが調香したロードゥイッセイは空前の大ヒットとなる
代表的な香水「L’eau d’ISSEY(ロードゥイッセイ)」
アクアティックノートの先駆けと言われる「水」のような香水
三宅一生は香水を好まなかったと言います。
だからこそ、彼が天才調香師ジャック・キャバリエに依頼した「まるで水のような、香りのしない香水」という言葉にとても惹かれました。
香水嫌いが作る、水のような香水とはどんな匂いなんだろう。
「あ、思ったよりも香りがする」というのが最初の印象でした。
なぜならロードゥイッセイに出会うまで、水は私にとって無味無臭のものだったから。
三宅一生が水に対して感じていたクリーンさや、迸るような爽やかさ、清潔感、そして全てを抱擁する包み込むような静けさ。
私が特に好きだったのは、メンズバージョンの「プールオム」だったのですが、
トップノートからラストノートまで一貫して清らかで純粋な香りにたちまち魅了されました。
アクアティックノート、そして「オゾン」というノートが生まれたのもここからと言われています。
天才調香師ジャック・キャバリエに依頼。
透明感あふれる「水」のようなアクアティック香水
ISSEY MIYAKE(イッセイミヤケ) L’eau de ISSEY(ロードゥイッセイ)プールオム
インスピレーションは、冬が過ぎ春が訪れる時の「スプリングウォーター」。身を委ねたくなる清らかで純粋な香りです。
トップノートに弾けるのはシトラスのような爽やかさのある香調。ロータスやメロンといった瑞々しさを感じる香料が最初に躍り出てきます。
その後、リリーやスズランといった甘さと清らかさのあるフローラル、最後は深いアンバームスクやサンダルウッドといったウッディノートに落ち着きます。
どちらかというと春〜秋に身に纏いたくなるような軽やかさのある香りです。
トップノート:ロータス、フリージア、シクラメン、ローズウォーター、ピオニー、メロン、カロン
ミドルノート:カーネーション、ホワイトリリー、シャクヤク、スズラン
ラストノート:オスマンサス、チュベローズ、アンバー、ムスク、サンダルウッド、シダーウッド
参考価格:27,500円税込
※2023年12月6日時点の情報です。
最後に
画像出典:LATELIER DES PARFUMS 公式サイト
最後までご覧いただきありがとうございました。
本日は、ISSEY MIYAKE(イッセイミヤケ)の「ロードゥイッセイ」をご紹介しました。
アクアティックノート、オゾンノートの先駆けとなった名香。
ファッションとしてのISSEY MIYAKEの表現を知っていた方、ファッションブランドの香水が気になっている方は是非これを機に香りを試してみてくださいね。