バレンタインシーズンから春にかけての季節は、甘くて香ばしいグルマンからほんのりフローラルが恋しくなってくる季節だと思います。
本日はそんな季節にぴったりな、コーヒーとレザーをベースとしたハンサムな好調のローズ香水、タバコノートが得意な魅惑的な老舗フレグランスメゾンCARON(キャロン)の「Rose Ebene(ローズエベーヌ)」をご紹介いたします。
フランスで生まれた老舗フレグランスメゾン
「CARON(キャロン)」とは
パリジェンヌが生涯に一度は愛する香水ブランド
画像出典:CARON 公式サイト
CARON(キャロン)は、1904年にフランスで生まれた、最高品質のエッセンスを用い、女性の永遠の美しさを讃えるクリエイションが愛されてきた老舗ブランド。
画像出典:CARON 公式サイト
エルネスト・ダルトロフがパリの高級ブティック街サントノーレに創業し、古き良き伝統を大切にしながらも未来を見据えた新しい香りのクリエイションに挑戦し続けているブランドです。
その中でもキャロンが得意としているのが、“タバコ”ノート。
2018年にベテラン調香師ジャン・ジャックを迎え、2021年に大きなリニューアルも。今後の動きが見逃せないブランドです。
CARONを代表するシリーズ
ここでは、CARON(キャロン)の代表的なシリーズをご紹介します。
ラ・コレクション・メルヴェイユーズ
キャロンを代表するシリーズがこちら。
伝統の逸品と現代的な作品を組み合わせたコレクションです。
一番最初に生まれた、グルマン・フローラルの名香INFINI(アンフィニ)、ヴァイオレットとスターアニスの織りなす美しい香りAIMEZ MOI(エメ・モワ)をはじめ、LADY CARON(レディキャロン)、NOCTURNES(ノクチュルヌ)などヒストリカルなラインナップはもちろん、タバコノートや美しいフローラルノートの作品が目を惹きます。
CARONはこちらから
画像出典:CARON 公式サイト
・パリジェンヌが一生に一度は愛すると言われる、古き良き伝統を守りながらも未来への挑戦を絶やさないブランド
・メルヴェイユーズコレクションが代表的。フローラルやタバコノートを得意とする
ブラックコーヒーにインスパイアされたフローラル香水「Rose Ebene(ローズエベーヌ)」
レザー、タバコ、コーヒー、ほんのり香るローズ・・・スモーキーな花の美しさを楽しみたい香水
この香りは、なんとなく映画「COFFEE&CIGARETS(コーヒーアンドシガレッツ)」を彷彿とさせます。
コーヒーとタバコにまつわる、とりとめもない短編エピソードを集めたモノクロ映画。
その中の1つに、タバコを燻らせながらコーヒーと雑誌を楽しんでいる女性ルネが登場します。
おかわりにとコーヒーを注いだウェイターを、「色も温度もちょうど良かったから必要なかった」と咎め、その後も2、3回同じやり取りが繰り返されるだけの、本当に淡々と進むエピソードなのですが、そんな気だるさを愛する彼女がつけているとしたらこんな香りかもしれない、という気がします。
スモーキーでハンサムなフローラルを楽しみたい、という方にはぜひおすすめしたい一作です。
ローズのイメージが変わる香水。
タバコ、レザー、コーヒーのノートで美しくフローラルを表現した香り。
CARON(キャロン) Rose Ebene(ローズエベーヌ)
スモーキーなタバコローズにレザーのクラシックな香調を加えた名香。
トップに強く感じるのは、スモーキーなタバコをふかしながら入れたようなブラックコーヒーとなめしたレザーのような渋い香り。その中にもほんのりローズはいるのですが、まだ強くは香ってきません。ミドル・ラストと時間が経つにつれてローズの甘さと華やかさが顔を出してくるイメージです。
メイン香料:ローズ、コーヒー 香調:ウッディー、フローラル、アンバー
ハンサムさを感じるローズなのにしっかり華やかさもある、暖かい香調。肌寒い季節や夜につけたくなる香りです。
参考価格:18,700円〜35,200円税込
※2024年2月13日時点の情報です。
最後に
画像出典:Forte online store
最後までご覧いただきありがとうございました。
パリジェンヌが一生に一度は愛すると言われるフランスの老舗フレグランスメゾン、CARON(キャロン)の「Rose Ebene(ローズエベーヌ)」をご紹介しました。
タバコ系グルマンノートが得意なブランドが作る、コーヒーからインスパイアされた香りをご紹介しましたが、他にもクラシカルなフローラルノートも非常に美しいブランドですので、ぜひ他の香りをも試してみてくださいね。